WASTEWATER TREATMENT BUSINESS
水処理事業
従来からの汚染土壌の浄化事業に加え、2006年より産業廃棄物の処理事業を開始しました。
産業廃棄物の処理に水熱反応を利用した処理システムです。
亜臨界域での湿式酸化分解と生物処理の組み合わせにより、難分解性有機物を含んだ廃液の高度処理を可能としています。
設備紹介
- 廃液受入れタンク
- 廃液受入れタンクです。収集・運搬された廃液を、受入れ保管します。
- SC装置
- 亜臨界域において、難分解性物質を易分解性物質へと変化させます。
反応器に酸素を供給する、湿式酸化方式を併用しています。
- 石灰凝集タンク・中和タンク・油水分離タンク
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- 有害物質の無害化を行います。
- pHを調整します。又、専用タンクで中和と無機性の有害物質の無害化を行います。
- 廃液中の油分を分離します。又、有害物質の無害化を行います。
- 脱水機(フィルタープレス)
- 凝集処理後濃縮されたスラリーを脱水ろ過します。※スラリーとは…
凝集処理後に有害な重金属物質等が濃縮された泥状のもの
- 大型活性汚泥槽
- 嫌気性と好気性の最適に組み合わせた、高濃度活性汚泥により、効率的なBOD、窒素、リンの除去が可能です。※BOD…汚水中の有機物が、好気性微生物の生物化学的反応によって分解される時に消費される酸素量の事。水の汚染を表す指標の一つ。
- ブロアー(ルーツ、ターボ)
- 活性汚泥槽へ酸素を供給します。
- 高度処理施設
- 活性汚泥処理後、更に凝集沈殿、砂ろ過、活性炭処理などの処理を行い、厳しい排水基準や総量規制に対応します。
- 大型脱臭装置(スクラバー)
- 工場内や反応槽等から発生した臭気を全て吸引し、アルカリ洗浄塔と酸洗浄塔を通すことにより、脱臭を行います。
- 分析室
- 多種多様な廃棄物に対して迅速な対応ができるよう、半田事業所内に分析室を設けています。
- 処理可能廃棄物
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各種液体廃棄物
- 廃酸、廃アルカリ、廃油、汚泥
- 腐食性廃酸、腐食性廃アルカリ
- 特定有害廃酸、特定有害廃アルカリ(各種重金属、VOC、シアン等)